農友会会長並びに福井農林高等学校長
福井県農友会 会長 岩佐武彦 氏 (農高24回卒)
ご挨拶
福井県農友会の会員の皆様には、益々お元気でご活躍のことと、心よりお喜び申し上げます。
また、日頃は本会活動に格別のご支援とご協力を賜り、重ねて感謝申し上げます。
さて今回開催されました総会におきまして、伝統ある福井県農友会の会長に就任させていただきました。
甚だ微力ではありますが精いっぱい務めさせて頂きますので、今後とも皆様のご指導ご協力をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
さて、新型コロナ感染症の蔓延により長きにわたり制約がある生活を強いられ、これまで福井県農友会の総会及び懇親会を開催することができませんでしたが、コロナ感染症が第5類に移行されたこと、また、実行委員会のご理解、ご尽力によりまして、本年6月17日(土)にアオッサにおいて4年ぶりに農友会総会および懇親会が開催することができました。
懇親会では、農林高校の郷土芸能部の太鼓演奏も花を添えていただき、会員同士が久しぶりに顔を合わせ歓談や食事を楽しむ姿を拝見することができ、改めてコロナ前の日常が戻ってきたことが実感することができました。
今後も、福井農林高校の発展のため、また福井農友会の会員相互の親睦を図るため、ご支援やご協力をいただくことをお願いいたしましてご挨拶とさせていただきます。
ご挨拶
学校長 島田 克久(農高35回卒)
農友会の皆様には、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素より本校の教育活動に対し、格別のご支援とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
私は、高校生としての3年間、教員としての24年間、あわせて四半世紀以上にわたり福井農林高校にお世話になってまいりました。そしてこのたびの定期異動により、9年ぶりに母校で勤務することとなりました。ここまで導いてくださった恩師の先生方をはじめ多くの皆様への感謝の気持ちを胸に、どのような形で母校に恩返しができるのか、日々模索しているところです。
さて、令和6年度は、会員の皆様からの手厚いご支援により、コロナ禍で休止していたインドネシア交流事業を再開することができました。現地とのオンライン交流に始まり、12月には生徒5名がタンジュンサリ校およびバンジャルバル校という2つの農業高校を訪問しました。さらに、3月にはバンジャルバル校から2名の生徒を本校に迎え入れました。いずれも短期間の交流ではありましたが、しっかりとコミュニケーションを取り、農業の違いはもちろん、互いの文化や歴史に触れることで視野が広がり、多様な価値観を認め合う意識が高まりました。今後、本校からの生徒派遣は3年に1度の予定です。受け入れについては流動的な面もありますが、国際感覚を育む貴重な機会として、今後も継続していきたいと考えております。
ここ数年、コロナ禍にはじまり、ロシアによるウクライナ侵攻、不安定な中東情勢、米国第一主義など、世界を取り巻く環境は急激に変化しています。身近なところでは、かねてより問題視されている少子高齢化や地方の過疎化、働き手不足などに明確な解決の糸口は見えず、賃金上昇を上回る物価の高騰やAIの普及に伴う情報格差など、新たな課題も生まれています。
このような時代において、将来社会人として様々な課題に直面したときに、「自らの知識や技術を発揮して課題解決に取り組む力」「仲間と知恵を出し合いながら解決策を探る力」「失敗を糧に何度でも挑戦する力」、この3つの力を高校の3年間で育む教育活動を推進し、「ふくい」を担う産業人の育成に、教職員一丸となって取り組んでまいります。
農友会の皆様におかれましては、今後とも本校の教育活動に対し、変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
